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【津みなみ通信#5】カリウムについて
通常、体内に取り入れたカリウムは尿と一緒に排出されますが、腎機能が低下すると余分なカリウムが尿中に排出されにくく、体内に溜まりやすくなります。 カリウムが体内に溜まると、 不整脈や心停止などの生命にかかわる重大な病気の原因になることもあるため、カリウムの摂取量をしっかりと把握し調節することが重要です。
カリウムの過剰摂取 体外に排出できない 体内にカリウムが溜まる
カリウムはほとんどの食品に含まれますが、野菜、果物、芋類は特にカリウムを多く含むため注意が必要です。
また、野菜ジュースや果汁100%ジュース、ドライフルーツなどはカリウムが濃縮されており、少量でもたくさんカリウムを摂ってしまうことになるので摂取量に気をつけましょう。
カリウムを減らすポイント
- ・細かく切る…水に触れる面積をなるべく大きく!
- ・水にさらす
- ・ゆでこぼす
※電子レンジではカリウムがほとんど減らないので注意しましょう☺
カリウムは水に溶ける性質を持つため、食材にもよりますが、水にさらしたりゆでこぼしたり
することでカリウムを1/3~2/3に減らすことができます。かぼちゃ、とうもろこし、豆類、
芋類は調理でカリウムが減りにくいので食べる量に注意が必要です。
水さらし | ゆでこぼし | |
根菜類 | 約40% | 約20~50% |
葉物類 | 約10% | 約45% |
芋類 | - | 約15% |
ゆでるお湯の量が多く、時間が長いほど溶け出るカリウムの量も多くなります。ゆでたお湯はカリウムが溶け出しているため再利用せず捨てましょう。
調理の際の工夫を知り、摂取量にも注意しながら上手にカリウム摂取量をコントロールしましょう☺