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【津みなみ通信#10】夏場の水分管理について

夏場の水分管理

これから夏に向けて気温が高くなると、喉が渇きやすくなり、つい水分を摂りすぎてしまいがちです。透析患者さんは水分を摂りすぎてしまうと腎不全の悪化や心不全、肺うっ血などを起こすリスクが高くなります。

しかし、汗をたくさんかいた時など水分が不足すると脱水を起こしやすくなるため注意が必要です。

日常的に水分制限が必要な透析患者さんにとっては、特に水分管理が難しい季節となります。水分補給のポイントをおさえ、過度な水分摂取は避けつつ脱水予防はしっかりと行いましょう

水分補給のポイント

一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつこまめに飲むようにしましょう。

あらかじめ水筒やペットボトルに1日分の水分を入れておくと飲み過ぎを防ぐことができます。

過剰摂取を防ぐためには、小さめのコップを使用したり、氷(1個15~20㎖)をゆっくりなめるなどの工夫もあります。

・汗をかいていないとき、じわっと汗をかいたとき

👉水かお茶でOK
ノンカフェインでリンやカリウムが少なく、ミネラルが含まれる麦茶がおすすめです

・汗をたくさんかいたとき

👉身体からは水分だけでなく、ナトリウムなどの電解質も失われるため、スポーツドリンクを少量ずつ飲むのもOK
ナトリウム、カリウムが比較的少ないアクエリアスがおすすめです

100㎖あたりナトリウムカリウム
アクエリアス39.4㎎8㎎
ポカリスエット47.2㎎20㎎
OS-1115㎎78㎎

⚠アルコールは体内で分解する際に大量の水を消費するため、水分補給として摂取するのはNGです

摂取の目安

体内の水分量がそのまま体重の増減につながる透析患者さんにとっては、
「体重管理=水分管理」となります。透析間の体重増加は、次の透析まで

中1日の場合はドライウェイトの3%以内、中2日の場合は5%以内に
抑えるようにする必要があります。

体重を1日の中でこまめにはかり、体重の変化から摂った水分量が適量かを判断する目安としましょう。

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